GoogleはGoogle Performance Summitにて矢継ぎ早にAdWordsのアップデートを発表した。(参考:Google、AdWordsのテキスト広告を長くする「Expanded Text Ads(ETA)」を発表)

アドテクに関わる身として個人的に大きな変更だなと思ったのが、今から紹介する「デバイス毎の入札単価調整を可能にする」というアップデートだ。

これまで、PCとスマホの配信比率は”モバイル調整比率(-90%~+300%)”を適用するしかなかった。(しかも、モバイルにタブレットも同一枠として組み込まれている。)

今回の変更の内容と、変更に至ったGoogleの目的を自分なりに推察してみる。

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大きな変更点は「モバイル・タブレット・デスクトップそれぞれで入札単価調整が可能に」と「入札単価調整比率を+900%までに引き上げ」の2つ

まずは1つ目からだが、これはGoogleが明確に”タブレットとスマホを同一デバイスとして指定すべきではない”と考えていることの表れだ。

画面サイズの大きなスマホが登場して、タブレットとスマホの垣根は小さくなったかのように見えたが、やはり人はスマホを日常的に使う傾向にあり、それをGoogleも把握したのだろう。

(逆にiPad ProのようなPCとタブレットの境界の方が無くなる可能性が高いかもしれない。)

次に、入札単価調整比率の+900%というとてつもなく大きな値への引き上げだ。

アプリ全盛の今であれば、PCの9倍のCVが期待出来るサービスも多く存在するだろう。(例:メルカリ)

その場合、現状の+300%までの入札単価引き上げでは足りないという現状をGoogleも理解したのだろう。

これらの入札単価調整は、ビジネスにおいて最も価値のあるデバイスの入札単価を基準にして設定することが可能である。(ということは、アプリもいけるの?)

Googleの今回の目的は「入札戦略(現:ポートフォリオ戦略)のスマホの実績をより精緻なもので蓄積し、最適化に利用したい

これらの変更の意図は、”モバイルの入札単価を適切な値に設定してもらうこと“である。

本来、各デバイスの入札単価をそれぞれ手運用で設定するなんて、人間の感覚値で行うのは到底無理だ。

ということは、Googleが想定している使い方としては”入札戦略に単価調整を行わせる“だろう。

参考1:【Google AdWords】コンバージョンオプティマイザーと入札戦略の違いとは

参考2:AdWordsの入札戦略がポートフォリオ戦略に!Googleの狙いとは

これまでの実績では必ずしもモバイルに適切な入札単価が設定できていなかったケースが多かっただろうし、すなわち入札戦略の現状のモデリングでモバイルに対して適切な入札を行えていたかというと微妙だ。

今回のかなりドラスティックな変更により、入札戦略は確実に各デバイスで最適化された入札を行えるようになるだろう。

Yahoo!にも、これくらいのアップデートを期待している。

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