Facebookで2015年に実装された、記事の読み込み時間を極限まで落としたモバイルアプリ専用の記事ページを提供する「Instant Articles」。

当サイトでも色々とFacebookについては書いてきました。

参考:Facebookが時価総額30兆円の理由をマーケティング目線で解説する

参考:FacebookのInstant Articlesから考える、メディアに残された残酷な2つの選択肢

今やGoogleと世界を争う二大プラットフォーマーに成り上がったFacebookですが、パブリッシャーにユーザーデータ等を差し出すかわりに、純広告であれば100%パブリッシャーの利益、Facebook広告でも70%がパブリッシャーの利益となるコンテンツプラットフォーム「Instant Articles」のβ版が終了し、いよいよ4/12にフルローンチされることとなりました。

参考:Facebook、4月12日から Instant Articles をすべてのパブリッシャーが利用可能に

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パブリッシャーは「GoogleとFacebookどちらに記事を配信するか」という究極の選択肢を選ばされている

実際にフルローンチされてみないと分かりませんが、β版で配信を行っているBuzzFeedを見ていると、Instant Articlesとして配信された記事に関してはGoogle上でインデックスされていません。

以下はBuzzFeed Japanの投稿した2/22(猫の日)にちなんだ記事。

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タイトル「必見!イケメンと子猫のインスタアカウント」でGoogle検索を行っても、BuzzFeedは出てきません。

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当然BuzzFeed Japan内のコンテンツとしては存在していますが、Googleの検索エンジン上はインデックスされていませんね。理由は簡単です。

Instant Articlesの記事は「noindex」指定が必須

上記記事をChromeのデベロッパーツールで見てみると、何とコンテンツ内に「noindex」の記述が!

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参考:価格.comの悪評レビューページnoindex問題はユーザー目線で考え抜いた苦渋の選択だったのでは?

これが、β版だからなのかそれともBuzzFeed JapanとFacebookの契約上の取り決めなのかは分かりませんが、FacebookがGoogleとのダブルコンテンツを許す訳もありません。(多分、原稿の入稿審査落ちするのでは?と思っています。)

Instant Articlesはニュース記事向けに見えるが、他サイトへの遷移が存在しないため広告配信に向いている

これは僕の予想ですが、恐らくInstant ArticlesはInfeed広告のような使われ方をすると思っています。

Instant Articlesは、Facebookが出稿する(と思われる)広告枠が1つと、関連記事が3つコンテンツ下に表示されるだけという非常に簡素なデザインになっています。

もちろん、Twitterのような外部ソーシャルへのリンクは一切無く、右上の幅の狭い固定ヘッダーにシェアボタンがあるだけ。

閲覧しているユーザーは他に遷移する場所が無いのですから、どう考えても広告を置けばめちゃくちゃ高いCVRを叩き出すと思われます。

ユーザーは爆速でコンテンツを閲覧でき、パブリッシャーはCVRの高い広告配信できる。それが「Instant Articles」

ユーザーにもパブリッシャーにもメリットのあるInstant Articlesですが、問題なのが”実質Facebookに依存した配信コンテンツになる”という点。(ここで実質と言っているのは、検索エンジンを捨てて自社ホームページ内での流通以外に流入経路が無くなるという点から。)

我々メディア側は難しい舵取りを迫られそうです。

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